指の脱臼の正しい治し方と全治までに要する期間について
指の脱臼は思わぬ場面で発症してしまうトラブルで、適切な治し方を知らずに放置してしまう、あるいは誤った処置を施してしまうと、全治までに要する期間が長くなってしまい、注意が必要です。
【誤った指の脱臼の治し方のリスク】
多くの方々の豆知識として、指の脱臼の治し方イコール「引っ張る」が挙げられますが、これは必ずしも正しい治し方とは言えません。
結果患部に更なる無用なダメージを届けてしまい、炎症や骨の変形に繋がるリスクが無視出来ません。
最悪関節自体を破壊してしまう、靭帯を切断してしまうなど、手術が必要となる状態を自ら招いてしまっては、本末転倒どころでは済まされません。
【適切な対処法の実践の重要性】
指を脱臼してしまった場合の治し方のポイントとして、適切な応急処置が見過ごせません。
患部を固定して安静を保つ対処を徹底する事、腫れや痛みが生じた場合はアイシングでそれらの症状の緩和に努めてください。
またケガを押してスポーツを続ける、あるいは指を使い続ける行為も厳禁です。
また患部を無理のない範囲で心臓より高い位置に保ち、速やかに医師の診察を受ける対処法の実践も大切です。
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【脱臼の全治までに要する期間】
骨折を伴わぬ指の脱臼の治し方としては、患部を固定して自然治癒を見守る事になり、症状や回復力の個人差こそ見られますが、概ね軽度であれば発症から2週間程度で全治、重症の場合は4週間程で全治と診断されるケースも見られます。
治癒中は患部を保護して外部からの無用な刺激をカットする対処が重要ですが、固め過ぎは皮膚をかぶれさせてしまうなど、別の弊害のリスクが懸念されます。
通気性に富んだ包帯を用い、こまめに取り換えて清潔にするなどの配慮もまた、全治までに実践を要する対処法です。
【全治後も必要なリハビリ】
指の脱臼から元通りの状態に回復したとしても、治癒期間中に筋肉が固まり鈍化しているため、従来の動きを取り戻すリハビリ期間が必要となります。
こちらも症状に因りますが、概ね2週間程度見ておく必要があり、指の脱臼の最終的な全治までに要する期間は、全てを含めて4〜6週間程度が必要と言えるでしょう。
指の脱臼を生じてしまった際の治し方としては、素人判断で安易に引っ張ったりせず、患部を安静に固定から極力心臓より高い位置に保ち、速やかに医師の診察を受ける対処法が望まれます。
ちなみにリハビリを含めた全治までに要する期間は、概ね4〜6週間程度です。
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