脱臼完治までに要する治療期間に関して
脱臼は患部の部位や症状によって、完治までに要する期間も自ずと異なります。
普段通りの仕事や日常生活に復帰出来るまでに必要な時間として、治療を最優先すべき時間の目安を知っておいて損はありません。
【治療に際してのポイント】
指先から肩や股関節に至るまで、私達の身体に生ずるトラブルの1つである脱臼の症状は各々大きく異なるのみならず、同じ部位に生じた場合にも、痛みや腫れ、更には必要とされる治療方法が異なるケースが数え切れません。
こうした状況下、単純に脱臼が感知するまでに必要となる期間を、一概に明言する事は非常に難しいのが現状です。
【手術を伴わぬ自然治癒の場合】
軽度な手足の指の脱臼で、冷やすなどの応急処置から患部を固定する治療を施した場合、より適切な治療方法の実践で、完治に至る期間をある程度早める事が可能です。
腫れや痛みが完全に引いた後、血行促進を目的に患部を温める事で、損傷した患部の組織の再生を早める効果を届ければ、より早期の完治への期待感が高まります。
但し焦りは禁物ですし、肘や肩など複雑な動作を必要とする部位の脱臼の場合、症状の完治後も半年から1年程のリハビリ期間を要する場合もあり、この期間を含めた完治までの治療期間は自ずと中長期的となります。
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【年齢や体質の影響】
脱臼の自然治癒のスピードに関しては、年齢や体質との因果関係が見過ごせません。
一定年齢以上になれば、自ずと免疫力や患部の自然再生力にも衰えが隠せず、若い世代が負った脱臼の症状と同じ程度であったとしても、痛みや腫れが引き、新たな身体組織が再生するまでに、より長い時間を要します。
【見過ごせぬリハビリに要する時間】
脱臼の完治は単に症状が治まった段階までの期間ではなく、従来の動きを完全に取り戻すまでに要する時間として捉えるべきであり、時にこのリハビリ期間の方が長くなるケースも見られます。
足の指のように特に複雑な動きが求められる、体重を支えて歩行出来れば完治と判断される部位もあれば、手の五指や肘、あるいは股関節など、複雑な動きや大きな負荷がかかり続ける部位に関しては、必要となるリハビリの内容も複雑となり、症状が治まった後も数ヵ月から年単位の対処を視野に入れなければならない可能性も想定されます。
脱臼の完治までに要する期間は、同じ部位に生じた同じ症状に対しても、年齢や体質が影響する場合も見られ、一概にガイドラインの明言が難しいのが現状です。
また複雑な動きを求められる部位に関しては、リハビリに要する時間が半年から年単位に及ぶ場合も見られ、治療に要する時間も中長期的となるケースが見過ごせません。
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