親指を脱臼してしまった際の正しいテーピング処置法を知る
ふとした弾みで発症してしまう可能性が否めぬ親指の脱臼は、適切なテーピング処置で患部を固定する事で、治癒効果を高める対処が求められます。
万一に備え、豆知識として正しいノウハウを知っておきましょう。
【他の四指とは異なる親指】
親指はその形状が他の四指とは大きく異なり、脱臼の症状に対しても、適材適所の処置が欠かせません。
患部を固定するのみならず、脱臼防止効果も見過ごせぬテーピングに関しても、細かいポイントが見過ごせません。
脱臼の典型的な症状である腫れや内出血を防ぎ、更には患部を固定から自然治癒効果をサポートするなど、正しい処置の実践が鍵を握ります。
【用いるテープの材質など】
親指の脱臼のテーピング処置に際しては、一般的に伸縮性を持たぬホワイトテープが用いられます。
これは患部をより強固に固定する目的故で、処置を施す前には患部を清潔に洗い、皮膚が弱い場合にはアンダーラップを用いてかぶれ防止対策を施してください。
また患部の状態などに応じ、伸縮性のあるテープを用いた方が良いケースも見られます。
自身で判断に窮する場合には、医師の指示や助言を確実に仰いでください。
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【親指の患部へのテーピング処置の進め方】
まずは脱臼した掌を慎重に開き、次に少し力を緩めて自然な「パー」の状態にします。
続いて脱臼を生じた箇所から手首の方向へ、まずは1本しっかり張り詰めた状態でテーピングします。
次にサポートの役割を担うテープを、同じく患部上でクロスさせる形で、手首へと伸ばして固定します。
この処置に続き、剥がれを防止し効果をサポートするテープを、更に上に施して状態を安定させます。
【痒みやかぶれ対策を】
非伸縮性のテープを用いたテーピング処置は、皮膚への通気が確保されず、時間の経過と共に皮膚が蒸れてしまうリスクが避けられません。
テープの脱着頻度が過ぎてしまってはテーピングの意味自体が薄らいでしまいますが、違和感や不具合が顕著な場合には、一旦外して親指とその付近の患部を確認の上、清潔に保つ対処も大切です。
、また汗や水分はテープの剥がれに繋がります。
入浴時などは防水対策を施すのも一案です。
親指を脱臼してしまった際のテーピング処置に際しては、基本非伸縮性のテープを用いる、患部を清潔に保つ、患部から手首に向けてのテーピングを重ねて固定する、剥がれを防ぐ防水対策などが見過ごせません。
また完治に至るまでの痒みやかぶれ対策も大切です。
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