脱臼癖がついてしまった身体の部位の治し方について
1度発症してしまうと癖になってしまうのも、脱臼ならではの特徴です。
肩が外れやすいなどの症状を耳にされたご記憶をお持ちでしょうが、決して他人事では無く、適切な治し方を踏まえておく事が、万一の際に自身を守る事に繋がります。
【手術による脱臼癖の治し方】
一旦発症してしまうと繰り返してしまう傾向が見られる脱臼は、靭帯など患部の骨の周辺組織が完全に回復しない段階で、再びスポーツなどを通じての激しい動きに耐え切れずに再発するのがそのメカニズムです。
たとえば脱臼癖が顕著に散見される肩の場合、外れた骨は元の位置にはめ込まれたとしても、周辺組織のダメージが大きく、本当の意味での完治にはかなりの時間を要します。
ですが競技選手の場合、完治を待っていられず、結果サポーターやテーピングを施しての見切り復帰となるケースが否めず、結果脱臼癖に繋がってしまいます。
根本的な治し方として手術が選択肢に挙げられますが、複雑に神経が走る部位ですので、極端な切開はリスクが否めず、内視鏡を用いる施術方法が一般的です。
但し手術の場合、復帰までに時間を要してしまうデメリットが否めず、踏み切るべきか否かの判断が難しいのも現実です。
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【治し方としての筋力トレーニング】
手術に伴うリスクを回避した脱臼癖の治し方として、患部付近の筋力アップ、すなわち筋力トレーニングが注目を集めています。
ここでポイントとなるのが、通常の筋力トレーニングとは違う部分の強化が挙げられます。
一般的な筋トレは、身体の表面上の目視確認が可能な部位を強化しますが、脱臼癖を治す目的ですので、関節周辺を支える内側の筋肉を増強するトレーニングとなります。
【ゴムチューブトレーニングを用いた治し方】
脱臼癖の改善目的のトレーニングには、リハビリでも用いるゴムチューブを用いた方法が効果的です。
これをゆっくりと引き伸ばす運動を繰り返す事で、関節を支える筋肉に負荷をかけ、少しずつ耐久力をアップさせます。
ここで注意すべき点として、効果を焦ってのオーバーワークのリスクが見過ごせません。
再発癖がついている段階で、鍛えるべき筋肉と周辺の組織は、通常の健康な状態と比較して強度面の不安が否めません。
結果更なるダメージだけを蓄積させてしまわぬよう、中長期的に継続する治し方の実践が大切です。
脱臼癖の治し方としては、内視鏡手術が主流となっている手術が視野に入りますが、完治までに要する時間の問題がネックとなるのも現実です。
自身で実践可能な方法として、リハビリ用のゴムチューブを使用した、患部付近の内側の筋肉を強化するトレーニングが注目を集めています。
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