脱臼の治療に際しての湿布の効果について
打ち身や打撲やねんざなど、身体上に痛みを伴うトラブルを発症した多くの場面で登場するのが湿布です。
これが脱臼治療にも同様の効果が期待されるのか、用いる際の注意点はどうなのかなど、医学豆知識として確認しておいて損はありません。
【脱臼に効果的な湿布の活用法】
脱臼を生じた患部は、腫れや痛み、内出血を生じるケースが多々確認され、初期治療としてこれら諸症状の緩和が見過ごせません。
ここで効果的な治療方法が患部を冷やす対応であり、冷湿布の活用が効果的です。
貼り付けに際しては患部を清潔に、装着時に無用な刺激や圧迫を届けぬように注意を払ってください。
患部を冷やす事で痛みを軽減、腫れの進行を防ぐ、また血行を鈍化させ内出血の症状を抑える作用が期待されます。
【脱臼に冷湿布のデメリット】
痛みや腫れの緩和など、当事者の苦痛軽減効果が期待される冷湿布ですが、血行を鈍化させる作用は結果、損傷した患部の組織の再生にはマイナスの影響が否めません。
初期症状が落ち着いた後も延々と続けてしまった場合、自然治癒の妨げとなってしまい兼ねず、次に温めるい対処に切り替えるタイミングの見極めが重要です。
自己判断に窮した場合には、主治医に確認から指示を仰ぐ姿勢も大切です。
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【温める処置と患部の組織再生効果】
脱臼を生じた患部は、骨を元の位置にはめ込むだけでは万全の治療とは言えません。
傷ついた筋肉や血管や靭帯など、各々の器官が再生から元の状態となって、ようやく完治と判断すべき身体上のトラブルだと捉えておきましょう。
より迅速確実な回復には、患部に十分な有効成分や酸素を送り届けねばならず、血液の循環の促進が欠かせません。
この効果に繋がる治療法の1つが温湿布で、患部を温める事でその効果に繋げる治療法が見過ごせません。
【見過ごせぬ痒みやかぶれ対策】
脱臼した部位によっては、テーピングやギプスなど、患部を覆う状態で治療を続けるケースも見られます。
通気性の制限から皮膚が蒸れた状態となり、痒みやかぶれに繋がるリスクが否めず、これは断続的な湿布治療にも共通します。
実践に際しては、皮膚の状態への注意も欠かせません。
脱臼に伴う顕著な症状の痛みや腫れの緩和には冷湿布が、また傷ついた患部周辺の筋肉や血管の再生には、血行促進効果に繋がる温湿布が用いられます。
ポイントとして、冷やす処置から温める処置へ切り替えるタイミングの重要性が見過ごせません。
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