脱臼をはめる事で自力で治す上での注意点
たとえば格闘技系の選手が、外れてしまった肩を自身ではめて試合を再開するなど、第三者的には何とも凄く荒っぽく映る応急処置に及ぶシーンが見られます。
果たしてこれだけで自力で治す事が叶うのか、正しい医療知識を検証しておきましょう。
【脱臼を自力ではめる方法とは】
たとえば激しいスポーツ競技の最中など、選手が肩や膝を脱臼から、自身ではめる対応を見せる場面に遭遇しますが、果たしてこれは誰にでも可能なのか、疑問が否めないのも事実です。
激しい痛みが伴い、自身の患部を思い通りに動かせぬ状態にも関わらず、第三者の手を借りずに元通りにはめる行為に関しては、あくまで応急処置の域を出ないと捉えるべきであり、いわゆる「外れ癖」を持つ一部の方々が、経験から体得した、自力で治す特殊技能と解釈するのが妥当です。
【十分な治療とは言えない理由】
たとえば外れてしまった肩を直ぐに入れた場合、確かに異変が生じていた時間はごく僅かであり、その後も脱臼が引き金となり、アドレナリンが大量に分泌した状況から、引き続き競技を続けられるケースも見られます。
ですが一旦脱臼を生じた患部の筋肉や靭帯や血管などは、間違いなく何らかの損傷を負っています。
時間が経過し冷静さを取り戻した時点から、内出血や激しい痛みが増して来る可能性が否めず、自力ではめる対処法を「治す」と捉えるのは危険です。
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【自力で治す上での初期対処について】
脱臼を生じた患部は、炎症や内出血を生じるリスクが見過ごせません。
整形外科の診察を受けるまでの期間、消炎効果を有する湿布で患部を冷やし、これらの悪しき症状を抑える、患部を固定して無用な負担を及ぼさないなどの初期対応が重要です。
ちなみにはめる事を「肩を入れる」と表現しますが、正しくは「整復」という患部への処置であり、傷ついた関節膜などの部位の再生には、その後時間を要する現実が見過ごせません。
【確実に治すには患部の固定と医療処置を】
脱臼した関節を自身でいれる対応後は、患部を固定して自然治癒に有効な対処が欠かせません。
食事の見直しから有効な栄養素を意識的に摂取するなど、直接患部にj施す医療施術以外にも着目してください。
脱臼した部位や症状を問わず、自力ではめるだけの応急処置から治す選択肢は.、後々に想定される二次的なリスクが否めません。
スポーツ選手などが脱臼した自身の患部を自力ではめる応急処置を見せる事がありますが、大切なのはその後の適切な治療です。
脱臼癖から経験を通じて自身で外れた関節をはめる技術は、あくまで特殊技能と捉え、整形外科での診察からの適切な治療を通じ、より確実に治す姿勢が欠かせません。
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