知っておきたい小指の脱臼の応急処置法
手足の五指の中でも最も華奢な小指は、僅かな外部からの衝撃でも脱臼してしまいやすい身体の部位です。
万一に備え、適切な応急処置のノウハウを覚え、自身や第三者に対して施せるだけの備えがあれば安心です。
【手の小指の脱臼の応急処置について】
飛んで来たボールを受け損なった、不注意で何かに激しくぶつけてしまったなど、身体の外側に位置する小指に何らかのアクシデントが生じるリスクは小さくありません。
多くの場合衝撃から程無く痛みが生じ、それでも暫く様子を見るうちに症状も治まり、何事も無かったと自己判断してしまうケースも少なくありませんが、実は脱臼や亜脱臼、もしくはそれらに準じたケガを負っている可能性が否めません。
時間の経過と共に痛みが増して来る、患部に内出血が生じ始める、思い通りに小指が動かせないなどの場合、まずは適切な応急処置から医師の診察を仰ぐ対処が欠かせません。
【まずは患部を冷やして固定を】
手の小指に脱臼の疑いを覚えた際には、速やかに患部を冷やし、腫れや内出血の症状が進行するのを抑える応急処置が欠かせません。
湿布薬などが調達出来ない売位には、水道水を患部に優しく当ててください。
また外部からの無用な衝撃を防ぎ、慎重にテーピングやサポーターを用いた固定から、念のために整形外科を受診する対応が確実です。
スポンサーリンク
【足の小指の脱臼の応急処置について】
歩行中何かの角にぶつけてしまう、スポーツ競技中の不自然な態勢が原因となり、足の小指が脱臼もしくは亜脱臼してしまうケースは数え切れません。
誰もがその記憶を経験している鋭い痛みは、時間の経過と共に鎮静化するため、結局患部を擦って痛みが引くのを暫し待つだけで、その後は日常生活に戻ってしまう対応が多々見られますが、この対処方法にはリスクが否めません。
目視確認出来ない患部の深い部分で、血管や関節膜や筋肉の損傷が生じている場合、次第に腫れや痛み、内出血の症状が顕著となる展開が少なくありません。
まずは安静にして患部を冷やす応急処置が欠かせません。
【発症後の歩行上の注意】
足の小指に異変の可能性が想定される場合、ピッタリした靴を履いての歩行は控えなければなりません。
靴の内側で患部が圧迫される事で、諸症状の悪化を招くリスクが高まります。
過剰に患部に圧力をかけない態勢で固定の上、速やかに整形外科を受診から、骨折など併発が疑われる症状の有無を確認してください。
他の四指よりも華奢かつ身体の最も外側に位置する手足の小指は、常に脱臼のリスクと向き合っています。
激しい衝撃を受けて痛みや内出血の兆候が見られた際には、患部を十分に冷やした上で整形外科を受診する応急処置が欠かせません。
またジャストフィットの靴を履いての歩行も、症状悪化に繋がる可能性が否めません。
スポンサーリンク
関連ページ
- 予備知識としての親指を脱臼してしまった際の治し方
- 大人の股関節脱臼の症状と正しい対処法について
- 指の脱臼の正しい治し方と全治までに要する期間について
- 赤ちゃんが肩を脱臼してしまった際の症状と対処法
- 知っておきたい子供の手首や肩の脱臼の治し方
- 足の小指の脱臼の症状と適切な治療法について
- 肘の脱臼のリハビリに要する期間について
- 脱臼した際には冷やすもしくは温めるのどっち?
- 脱臼した患部を冷やす処置法と痛み軽減の効果について
- 脱臼の回復に良い食べ物と食事の効果に関して
- 脱臼完治までに要する治療期間に関して
- 肩の脱臼の痛みが続く期間はいつまでか
- 深刻な肩の脱臼に生じる要手術の可能性と費用面について
- 赤ちゃんが脱臼を生じているかどうかの見分け方について
- 生じやすい手首の脱臼の症状と適切な対処法について
- 肩の脱臼の防止効果に優れたテーピングの巻き方について
- 足首の脱臼骨折は全治何ヵ月?
- 足首の脱臼骨折の後遺症は?
- 親指を脱臼してしまった際の正しいテーピング処置法を知る
- 脱臼癖がついてしまった身体の部位の治し方について
- 股関節に生じた脱臼の治し方を検証する
- 脱臼の治療に際しての湿布の効果について
- 脱臼してしまった場合には病院の何科を受診すべきか
- 脱臼で手術を受ける場合に必要な総入院期間について
- 手の親指の亜脱臼治療関連基礎知識
- 泣かないからと見過ごしてはならない赤ちゃんの肩の脱臼
- 脱臼をはめる事で自力で治す上での注意点
- 脱臼の疑いがある赤ちゃんを連れて行くべきなのは何科?
- 膝蓋骨亜脱臼の症状と完治までに関する基礎知識