打撲で力が入らない症状は危険!?その対処方法とは?
打撲というのは誰にでも経験があることではないでしょうか。
転倒したときやどこかにぶつけたなどによって身体に外部から強い衝撃が加わることによって起こります。
これは外傷を伴わない損傷であることがほとんどです。
そのためぶつけた後に力が入らないといったことも考えられます。
基本的に皮膚が赤紫色に変化している場合には皮膚の下で出血が起こっている可能性があります。
打撲というは多くの場合、負傷した直後よりも時間が経ってからのほうが痛みが増します。
およそ1週間〜2週間ほどで痛みが治まっていきます。
これは外的な力によって筋肉の線維が損傷するものです。
打撲には2種類存在しており、筋膜外血腫と筋膜内血腫の2種類です。
上述したような皮膚が赤紫色に変わるものを筋膜外血腫と呼びます。
多くの場合はこちらに該当します。
筋膜が破れることによって出血を起こし、欠映画皮膚の近いところまで届くため、内出血を伴っています。
血腫は徐々に緩和し血液が吸収されていきます。
筋膜内血腫は痛みはあるものの腫れが起こらず、内出血もしていない状態です。
負傷した直後は痛みだけで腫れは伴いません。
2日ほど経過してから腫れなどの症状が出てきます。
そのため力が入らないという場合には筋膜内血腫であると考えられます。
筋膜が損傷せずに血液が筋膜内に留まってしまうことによって起こります。
二つの大きな違いというのは筋肉に力が入るかによって判断することが出来ます。
力が入れられるのであれば筋膜外血腫、力が入らないのであれば筋膜内血腫と判断できます。
この対処というのは通常の打撲とほとんど変わりません。
ただし注意点があります。
それは何らかの原因によって筋膜の中にとどまってる血液が刺激を受けると骨化すると言われています。
応急処置などの対処でマッサージなどを行ってしまうと骨化してしまうことがあります。
骨化というは新たな骨が出来てしまうということです。
一度骨化してしまったものは身体の中へと残ってしまいます。
不要な箇所に出来てしまいますので痛みなどが引き起こされる場合もあります。
なぜ骨化するのかということは現在はわかっていません。
そのため打撲と思って病院に行かないということはないようにしましょう。
基本的な対処はRICE処置を心掛けましょう。